絵の具の並べ方・油壷の使い方
先ずどう並べようが使いやすければいいというのが答えなのですが、一応パレットの使い勝手を考え一番手前にホワイト・レモンイエロー・バーミリオンかカドミウムレッド・クリムソンレーキ・ウルトラマリン・コバルトブルー・セルリアンブルー・ヴィリジャン・ヴィリジャンチント・エメラルドグリーン・バートアンバー・イエローオーカー・（ピーチブラック）の順に並べると隣同士の色が混色しても被害が少ない、そして出来るだけパレットの端の部分に小指の第一関節程度の量を出し使用すると混色できるスペースが得られる。
そして、必ず描き始める前に以上の絵の具を全部パレットに出して作業する（使わない色があるからその色は出さないで置こうというような考えでは絵を描く資格がありません）ようにします。微妙な色は混色してみないと絶対に見つけることが出来ないからです。自分だけの配色、混色が出来た時の喜びを一生味わえないことはもったいないことです。
油つぼはどこにつけるの
パレットを手で持って作業をされる場合親指の付け根に重心があると重さをあまり感じずに仕事が出来ます。
そのために油つぼは右利きの方は親指の右下にやや重めのものを付けるといいでしょう。
大型の丸い形のパレットには鉛が重しとなって入っているものがあるので軽いものでもかまいません。
油つぼにはそろばんのコマの様な物と円柱形のものが有りますがそろばん型のものは液体がこぼれ難く、円柱型のものは粘度の強いものまたパレットを置いて描く場合に便利です。パレット置いて作業をする場合、蓋のしっかり出来るものであればどのような形でも使いやすければわざわざ油つぼを買う必要は有りません。（小さ目のジャムの瓶等蓋のしっかりしまるもであればよい）
